病理診断科

概要

病理診断科について

病院内外の医療機関より提出された身体の多種多様な組織の一部から顕微鏡用のガラス標本を作製し、これを観察して病理(「病」やまいの「理」 ことわり、すなわちなぜ病気になるのか、どんな病気なのか)診断をするのが病理医です。直接患者さんを診察することはありませんが、適切な病理診断により治療方針の確立や予後判定などが行われます。すなわち診療に直結した業務を陰で支えることによりチーム医療へ関与し医療の質の向上に寄与している重要な部門です。

病理解剖による死因解明や医療検証機能への寄与、セカンドオピニオンへの対応、研修医や医師の卒後教育、疾病研究支援なども行います。

当院に於いては、昭和58年300床クラスの病院としては国内でも有数の設備を備え病理科が設置されました。平成20年からは病理診断科として標榜科に加わりました。
当科では細胞検査士の資格を持った検査技師(現在2名)の協力のもと、診断に必要な免疫染色、蛍光抗体染色、細胞診断など詳細な検査にも対応しています。
さらに週に1回、信州大学臨床検査部病理部門で開催される症例検討会に出席し、難解例の検討や日々の診断能力向上の為の研鑽を積んでおります。

医師・スタッフ情報

病理診断科部長 石井 恵子 イシイ ケイコ 医師紹介