乳房撮影装置(マンモグラフィ)

マンモグラフィーとは

1度はテレビで見たり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?乳房撮影装置のことをいいます。乳房はやわらかい組織で出来ているため専用のX線撮影装置で撮影します。

Senographe Pristina
Selenia Dimensions
頭尾方向撮影(CC)
内外斜位方向撮影(MLO)

検査方法

乳房を圧迫板でやや強めに挟みながら撮影します。左右2方向ずつ4回撮影します。左右を比較することにより異常を発見します。

検査にかかる時間は10分から15分程です。直接乳房を圧迫するため、人によっては多少の痛みを伴います。体に力が入ってしまうと、うまく圧迫することが出来ません。なるべく体の力を抜いて、リラックスするようにしてください。圧迫して乳房を薄くしたほうが病気も見つけやすく、 被曝も少なくなります。

乳がん検診を行うには、月経開始1週間~10日くらいがよいとされています。乳腺は女性ホルモンの影響を受けています。そのため月経が始まる直前は乳房が硬くなったり、強い痛みを感じたりすることがあります。

撮影には女性技師(マンモグラフィ認定技師)が対応します。安心して検査をお受けください。

乳がんの危険因子

  • アルコール摂取が多い
  • 肥満
  • 出産経験がない
  • 初産年齢が遅い
  • 授乳経験がない
  • 初経年齢が早い
  • 良性乳腺疾患がある
  • 血縁者に乳癌になった方がいる

(参考:日本乳腺学会 科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン2008)

検査時の注意

乳房インプラントが入っている方,ペースメーカーの入っている方は検査前にお知らせ下さい。