長野県内初手術支援ロボット 「Saroa(サロア)」を 導入いたしました
手術支援ロボット「Saroa(サロア)」について
当院では、日本製の手術支援ロボット「Saroa(サロア)」を導入いたしました。長野県内では初めて、全国では10施設目の導入となります。
安全で精度の高い手術、最先端の医療を地域住民の皆様に提供できるよう、初症例に向け準備を進めてまいります。
手術支援ロボット 「Saroa(サロア)」の導入
Saroa(サロア)は、世界で初めて「力覚」を再現することに成功した日本製の手術支援ロボットです。
手術支援ロボット「Saroa(サロア)」 riverfieldinc.com/files/media/products_saroa.mp4


Saroa(サロア)の特長
(1)触覚(力覚)フィードバック機能
Saroa(サロア)には、鉗子(かんし)が握る力(把持力)を制御情報から推定し、医師が操作するコントローラーにフィードバックする機能を搭載しています。ロボットを操作している医師は、自分の手で直接手術しているような感覚で手技を行うことができ、より安全で高精度な手術の実現が期待できます。

(2)省スペース
空気圧駆動を採用することで、医師などが至近距離にいる場合でも十分なスペースを確保できる軽量・小型なデザインにより、移動もしやすく、より柔軟な運用が可能です。

(3)オープンプラットフォーム
Saroa(サロア)では、様々なメーカーの内視鏡、モニタ及び電気メス装置を組み合わせて使用することができます。
「手術支援ロボット」での治療
手術支援ロボットは、手振れ防止機能や手術に使用する術具(鉗子(かんし))に関節があることで精密に操作を行うことができます。
患者の身体への負担をできる限り少なくするため、内視鏡外科手術(体内に小さな穴を開け、そこから内視鏡と特殊な手術器具を挿入して行う外科手術)において、術後の回復が早い、傷口が小さいなどの利点から、手術支援ロボットでの治療が行われています。
手術室にSaroa(サロア)を設置しました


令和7年6月、当院手術室に手術支援ロボット「Saroa(サロア)」を設置しました。
購入に係る財源は、皆様からご寄附をいただいた岡谷市病院施設整備基金を活用しております。